国立大学法人静岡大学は、地方自治体および県内の土木系産業界から協力を得て、2020年10月1日に静岡大学土木情報学研究所を設立いたしました。
本学参加者
浜松キャンパス
研究・産学連携担当理事1、情報学部教授1、准教授2、講師1、
工学部教授2、准教授3、大学院総合科学技術研究科教授2
静岡キャンパス
防災総合センター特任教授1、未来社会デザイン機構教授1、准教授2
本学参加者詳細及び本学以外の参加所属機関は、組織構成ページをご確認ください。
所長紹介
准教授 (兼務:土木情報学研究所 所長)
学術院情報学領域 – 情報科学系列
情報学部 – 情報科学科
大学院総合科学技術研究科情報学専攻 – 情報学コース
創造科学技術研究部 – インフォマティクス部門
所長あいさつ
東海道の交通の要衝、静岡県
静岡県は東海道の交通の要衝であり、交通インフラの建設・維持・管理の高度化について大きなニーズを持っています。現在、情報通信技術(ICT)の発展により、都市インフラおよびそれらを利用する人間に関する問題についての情報をセンシングしてデータとして扱える環境が整おうとしています。
都市・地域計画を含む土木工学の範囲で対応していた問題について、情報科学をハブとして、周辺領域となる機械工学や行動情報学・社会情報学などを結びつけ、総合的に問題を解決していくことは、来たる世代の交通・都市インフラの構築・維持・管理を効果的、かつ、効率的に行なうために、ますます重要となっています。
安心・安全な都市を目指して
本研究所では、交通・都市インフラに関する持続可能な解決について、情報学を中心において総合的に論究し、地域行政の協力のもとで社会実装を通じて、それらを実地で検証して、安心・安全な都市を実現するための方法論や技術・知見を見いだすことを目的とします。また、産官学による土木情報学研究のためのコミュニティの形成を目指します。
本研究所には、浜松キャンパスの情報学部と工学部、静岡キャンパスの未来社会デザイン機構と防災総合センターから合わせて16名の研究者が参加します。参加研究者はそれぞれ、都市や山岳などの土木フィールドに応用できる専門性を持ち寄り、土木工学の専門性を持つ他大学や地方自治体および県内の土木系産業界の皆様と協力して目的に取り組んでまいります。