開催案内
土木情報学研究所(ICEI)関係者の交流会として,「スマートシティ/まちづくりDX交流会」を開催します(静岡大学情報学部共催).
本研究所も設立より2年が経とうとしておりますが,Covid-19対応のため相互の交流も難しい時期が続いておりました.
今回はICEI構成員を対象とした企画になりましたが,今後は他の方々にも開かれた活動が実施できればと考えております.
本交流会では,スマートシティなど都市関係のテーマを設定し,専門家にご講演いただくことになりました.
今後は構成員の各専門分野でも交流会や研究会などを企画・開催して,ICEIの活動を盛り立てていただければ幸いです.
スケジュール
日時:2022年11月14日(月) 14:00-17:00
※ 交流会後に懇親の時間を設けております
会場:静岡大学浜松キャンパス(佐鳴会館・会議室)
※ アクセスはこちらよりご確認ください(キャンパスマップの809番です)
対象:ICEI構成員,企画スタッフからの招待者
多くの方にご参加いただけることとなりましたが,追加でご希望の方は秋元までご連絡ください(連絡先はメーリスをご確認ください).
<ご注意>
コロナ対応のため,会場の規模に応じて大学等が定める人数制限があります.
そのため事前登録制とし,申込み多数の場合は各組織より1名のご参加をお願いし,併せて先着順とさせていただくことで,できるだけ多様な方が参加できるよう調整いたします.
社会状況等に応じてオンライン開催となる可能性もございますが,ご了承いただけますようお願いいたします.
プログラム
- 13:30 開場(全体進行・司会:秋元菜摘)※ 受付にて出席確認と名札の受取りをお願いいたします.
- 14:00 開会の挨拶(静岡大学土木情報学研究所長 木谷友哉)※ 土木情報学研究所の活動報告
- 14:15-15:00 基調講演
国土交通省中部地方整備局 道路計画課 高見泰彦 氏・大崎義保 氏「DX(道路分野)の取り組みについて」 - 15:00-15:15 質疑応答(コメンテータ:浜松市・技術統括監 吉澤雄介 氏)
- 15:20-16:40 ワークショップ(ファシリテータ:木谷友哉)※ 講演後に議論・質疑応答を含みますのでご参加ください
- 15:20-16:00 WS1
名城大学・教授 松本幸正 氏「災害時の情報発信も想定したスマートバス停の研究紹介 」(コメンテータ:静岡県浜松土木事務所・廣瀬 聡 氏) - 16:00-16:40 WS2
静岡県・未来まちづくり室 杉本直也 氏「デジタルツインによる未来の「まち」づくり:VIRTUAL SHIZUOKA構想」(コメンテータ:国土交通省浜松河川国道事務所 名久井 孝史氏)
- 15:20-16:00 WS1
- 16:45 本研究所の運営について(土木情報学研究所 秋元菜摘ほか)
- 16:55 閉会の挨拶(静岡大学土木情報学研究所 石原 進)
- 17:00 相談・懇親(詳細は別記)
- 18:00 閉場
※ お帰りの際は受付へ名札をご返却ください.
※ 状況によりタイムスケジュールなどの微修正が入ります.共有可能な資料は後日に掲載予定です.
相談・懇親
メンバーでの情報交換や交流のために相談・懇親の時間を設けます.ICEIの静岡大学浜松キャンパスにおける拠点として,研究所の部屋(イノベ207室)も紹介する予定です.
その他,個別の活動報告や ICEI運営の相談などができましたらと考えております.
※Covid-19対応のため飲食なし
お願い
Covid-19対応や大学の事情により,会場やプログラムに変更が生じることもございます.
ご来場の前に,本サイトを最終確認していただけますようお願いいたします.
本企画・実行委員会は秋元菜摘・内田光一・玉木利幸・木谷友哉により構成されており,ICEI所長・木谷の統括の下,静岡大学情報学部・秋元が担当しておりますので,何かございましたらご連絡ください(メーリスでの開催周知に連絡先が掲載されています).
謝辞
本企画は,静岡大学情報学部Xプロジェクト「持続可能なスマートシティ構築に関する実証的研究 ―情報学からの都市・地域デザイン―」(代表:秋元菜摘,分担:木谷友哉・中澤高師,2020年10月~2023年03月,2,500千円)による支援を受けており,同学部との共催で実施されています.
他にも事前調整や講演・参加者をはじめとして多くの方にご協力を賜りました.
ここに記して御礼を申し上げます.
開催報告
参加者 40 名程度+スタッフ 10 名程度=合計 50 名程度で予定通り実施できた.
事後アンケートのまとめ
関心:
ICEI の活動,講演,情報交換,交流・懇親,メンバーからの声掛け(多い順)
スマートシティへの関心:
51.2%が以前から関心を持っていた.多くは DX 推進との関わりで関心を持っていることが分かった(56.1%)
スマートシティへの期待:
土木分野の DX(技術的側面を中心に)を最も期待しており(89.2%),高度データ利活用(65.9%),人材育成(56.1),行政分野(53.7%)と続く.
本会の参加者の特性(土木・行政関係者が多い)でもあるが,専門的な企業や各所でも DX やスマートシティ,技術的対応が課題となっている可能性が高い.
それが技術的対応や人材育成への期待に繋がっていると考えられる.結果的に,次回の人材育成 WS への繋がりはよい.
スマートシティへは多くが賛成しているものの,組織内における技術力の差や具体的な成果・結果を求める声もある.
また,(都市・政策・産業など多くの分野で)モデルが不明確であることも指摘された.
今後の研究所への期待:
専門的知識(技術や政策など)73.2%,シンポジウム等の開催(講演・議論など)65.9%,が突出しており,直接的に業務に役立つものが求められていると考えられる.
これらは大学や研究所が直接提供できない部分もあり,大学院等に所属して学んでもらうことも考慮・案内すべきか(人材育成の一部).
その次に,共同研究 46.3%,ワークショップ等 43.9%,懇親会(テーマ無し)41.5%となっている.
研究所への活動参画について:
メンバーとして参加するだけで手一杯が 26.8%,研究業績での貢献 22.0%が突出して多く,全体的な活動・運営について概ね主体性は感じられなかった(運営に人員・物品・資金を提供できるとの回答は 1 件のみであった).
ただ,イベント企画・実施は 17.1%,運営補助(資料作成や連絡,取りまとめ)12.2%を考慮すると,年1回の会合などは各組織等で持回りできる可能性はある.